高精度計測 メジャーリングステーション MSAXシリーズ(製造終了)
MS05AX/MS1AXのご紹介
※2014年旧製品となりました。2014年より現在MS05AXⅡ/MS1AXⅡとなります。
メジャーリングステーション MS AXシリーズ(以下MS AX)は、トンネル、ダム、橋梁など大型構造物の動態変位計測や、工事が近隣に与える影響の監視などに幅広く使用され、高い評価を頂いています。
モニタリング 2次災害を防ぐ為の安全施工
モニタリングによって実現できる安全施工に対する意識が、急速に且つ世界的に高まっています。
あらゆる地物がモニタリングの対象
地上、地中、施工中、施工後に関わらず、あらゆる地物がモニタリングの対象です。
山留め工における活用事例
山留め工において、重要な変位は土圧が開放されたエリアの倒れ方向です。その変位量のみを解析する場合、高速2D計測にて角度データのみを取得し、倒れ方向の変位として利用可能です。測距せずに必用なデータの取得が可能な為、計測時間の短縮に大きく寄与できます。(高速2D計測の際には、XYZの合成変位の解析は出来ません)
道路の変位計測
ノンプリの飛距離が400m(MS1AX:Kodak Gray Card白色面)で道路面へのノンプリ計測(非接触計測)に対応します。従来では欠測の多かったノンプリ計測のポテンシャルが格段に向上しました。既存インフラや既存構造物における近接施工の影響を計測する為のシステムの計測機としても利用が可能になります。これにより既存インフラ等の都市機能を停止させることなく、計測が可能となります。
鉄道の軌道変位計測
鉄道の軌道変位計測の様に、一直線に複数のターゲットが並び、路線構内への立入が制限される場合にも、スキャンサーチが効果を発揮する。また、既存鉄道における計測では、作業可能な時間帯が終電終了後、1時間から始発の1時間前の3時間程度という限られた時間内(しかも夜間)で作業をこなす必要性のある現場において初期値取得の際の効果が期待できます。軌道の沈下のみの計測工、或は沈下と軌道の幅員のみの計測であれば高速2D計測機能を利用し、Z方向、或はZ+横方向(測角)のみ取得することにより、計測時間そのものの大幅な短縮が可能となります。計測時間の短縮により、1サイクルの測点数が多い現場にでも対応可能です。また、計測に関る作業の自動化が可能な為、作業員は周囲の変化に目を配ることが可能な為、安全面での効果も大いに期待できます。(高速2D計測の際には、XYZの合成変位の解析は出来ません)
ダムの斜面計測
ダム堤体本体のたわみ計測や斜面のすべり計測は測点の配置が広範囲に渡ります。
その為、作業員は設置したプリズムの位置関係を記憶を辿りながら望遠鏡をプリズムの方向に向け、自動視準を使って初期値を取得する必要があります。
然しながら、今回搭載したスキャンサーチ機能を使用し、プリズムの概略位置を自動で捕捉することにより、初期値取得を含めてフルオートでの自動計測が実現しました。
しかも、プリズムを見つけ辛い薄昏時や夜間などでの初期値取得も可能となり、暗がりでの計測に効果が絶大です。
トンネル変位計測 巻厚管理 切羽断面の管理計測 NATM(ナトム)工法
ノンプリの飛距離が200mから400m(MS1AX:Kodak Gray Card 白色面)に伸びることに より、NATM Tunnelにおける切羽面へのダイレクト測距が可能となります。切羽面測距のときに現場監督や作業員が切羽に近づくことなく測距可能になり、作業効率と安全性の向上に大きく寄与します。
MATM Tunnelにおける切羽付近のA計測では、反射シートを使用したマニュアル計測ではなく、プリズムを天端や土べらに固定した自動計測が主流になっています。内空変位計測の初期値取得の際には、マニュアルでのデータ取得、その後自動計測というプロセスを経ます。その際、坑内の暗がりの中、天端付近に設置されたNETをPDAでコントロールし、プリズムの方向に概略合わせる必要がありました。
NET1AXでは、スキャンサーチ機能を使用、その後自動視準を行えば、初期値取得も含めて、フルオートで自動計測を行うことが可能となります。プリズムが近い場合の自動判別も行い、間違いがおこりません。
トンネル現場の様な暗所での効果が大きく期待されます。
トンネル従来法との比較表
スペック表 SPEC
価格表
MS05AX・・・¥5,355,000- (税込) ¥5,100,000-(税別)
MS1AX・・・¥3,780,000- (税込) ¥3,600,000-(税別)
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