2019年11月発売開始
PPK 後処理ソフトウェアは、標定点(GCP)を設置することなく、精密で信頼性のあるドローンのカメラ位置データを取得することができます。
解析結果は、テキストファイルもしくはイメージファイルのジオタグ更新により2cmの精度で出力されますので、主要なSfMソフトウェアで直接使用できます。
ソフトの販売、データを解析する業務も承ります。
日本の電子基準点データを使用することに下記のメリットがございます。
- 日本全国をカバー
- 安定したデータを利用
- 基準点としての精度も補償
- Wi-Fi圏外でも利用可能
ソフト操作のメリット
- 処理時間は全工程で5分以内(1フライトあたり)
- 電子基準点はフライトデータから自動でダウンロード
- 座標入力不要。自動で世界測地系になります。
- Phantom4RTKに対応。その他の機種はお問合せください。
PPKとは?
PPK(後処理キネマティック)の一般的なワークフローは次のとおりです:
飛行中、UAVは搭載GNSSユニットに基づいて各画像にジオタグを追加します。 同時に地上側では基地局(GNSS受信機、エアロコントローラ、電子基準点など)のGNSSデータが記録されます。
飛行終了後、これら二つのGNSSデータは、画像のタイムスタンプによってマッチングされます。 その後、PPK解析結果に基づいて画像のジオタグは、より高精度の座標へ更新されます。
一連のステップは後処理ですので、UAV~基準局間の通信を行うことなくデータを収集することができます。
通信環境や通信距離によるデータ欠損が発生しませんので、信頼性のある測位が可能です。
特徴
究極の効率性、作業工数を大幅に削減
PPK方式を利用すると、GCPの設置数を大幅に削減したうえで、高精度の航空写真測量を行うことができます。
RTK-FIXの欠損を修復する時間を短縮することにより、フィールド作業の時間とコストを大幅に削減しながら、精度を確保します。
マルチ衛星システム対応
各国の衛星システム(GPS/GLONASS/Beido/Galileo L1/L2/L5など)に対応していますので、単一の衛星システムでは信号が不十分な環境においても、適切に衛星を選択してPPK解析を行うことができます。
より高い信頼性と正確なカメラの位置座標を確保できます。
電子基準点 基準局データを統合
国土地理院の電子基準点データの自動ダウンロード機能や、後処理VRSデータのインポートにより、GNSS基地局を設置しなくても、PPKデータを処理することができます。
仕様
対応 GNSS
- GPS L1 / L2 / L5
- GLONASS G1/G2 / G3
- Galileo E1 / E5A
- BeiDou B1 / B2 / B3
PPK 測位性能
- 水平 最大1㎝ + 1ppm
- 垂直 最大1㎝ + 1ppm
- ※1ppmは1㎞で1㎜となります。
動作環境
- OS Windows7 以降
- CPU Core i3 以上
- GPU 不要
- RAM 4GB以上
- ストレージ 1GB以上
IOフォーマット
JPEG / RINEX / MRK / TXT / CSV / KML
対応ソフト
- Pix4D
- Metashape (旧ソフト名 PhotoScan)
- Bentley ContextCapture
- PrecisionHawk
- など
ソフト製造元
Hi-Target Surveying InstrumentCo.Ltd.