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『MAGNET Collage』
メジャーアップデートVer.2.0
ドローン(無人航空機、UAV。以下UAV)、地上型レーザースキャナー(以下TLS)、車載型レーザースキャナー(以下MMS)から取得した3次元点群データ処理を一本化するソフトウェア『MAGNETTM Collage』をメジャーアップデート、Ver.2.0がリリースされました。福井コンピュータ社製測量CADシステム『TREND-ONE』*との機能連携ほか、様々な機能を強化。
主なアップデート内容
福井コンピュータ社製『TREND-ONE』*との連携
UAVとTLS観測における公共測量マニュアルに則った帳票作成
MAGNETTM Collageで作成したUAVおよびTLSの3次元点群データを福井コンピュータ社製『TREND-ONE』*へ直接転送するコマンドを追加しました。この機能により、公共測量マニュアルに則った精度管理表を、簡単に作成することが可能となりました。
* TREND-ONE Ver.2で連携可能。

TIN (三角網 / Triangulated Irregular Network)
- TINの作成
任意の点群からTINを作成することができます。 - TINの表示
TINの表示スタイル、カラーを変更することができます。 - TINの読み込み・出力
TINファイルの読み込み、ファイル出力を行うことができます。 - TINノイズフィルター
TINを構成する三角形にフィルターを掛けて、ノイズを取り除きます。 - TIN穴埋め
TINアイテムの中にある空の領域を新規の三角形で満たします。 - 境界として適用
ポリライン・ポリゴンを境界として、TINを切り取ることができます。
DEM(数値標高モデル / Digital Elevation Model)
- DEMの作成
DEMを作成します。元となる対象面(サーフェス)として点群、TIN、DEM 使用します。 - DEMの表示
DEMの表示スタイル、カラーを変更することができます。 - DEMの取り込み・出力
DEMファイルの読み込み、ファイル出力を行うことができます。
体積計算(土量計算)
- 体積計算
設計面に対する現況面の体積を計算して表示することができます。 - 体積レポート
TXTファイルで体積計算の結果を出力します。
縦横断面
- 断面の抽出
ポリラインを基準線としてTIN表面の断面線を作成します。 - 断面ビュー
作成した断面線に沿った縦断面または横断面を表示します。断面はTIN もしくは点群について作成が可能です。 - 断面の出力・ポリライン化
抽出された断面線はCAD基本図形としてファイルに書き出すことができます。
等高線
- 等高線の抽出
TIN表面から等高線を抽出します。 - 等高線の出力・ポリライン化
抽出された等高線は断面線と同様にCAD基本図形としてファイルに書き出すことができます。
点群密度計算
点群の密度を計算することができます。色分け表示も可能です。
MMS動的スキャン距離補正
IP-S3 HD1で使用しているレーザースキャナーでは、センサー数が32個もあるためセンサー間で測距のバラツキが存在しています。Ver.2.0では、スキャンの生成時に「動的スキャン距離補正」機能が追加されました。補正機能を使用することによって、路面のバラツキを抑制することができます。
TLSのパノラマビュー上での視差補正
TLS、GLSシリーズでは撮影するカメラ部分とレーザーの受光部の位置が異なるため、生成した画像と点群の間には位置ずれが生じています。選択した点群上の点までの距離に合わせてパノラマ画像の視差を補正する機能はMMSでは従来からありましたが、Ver.2.0ではGLSシリーズのパノラマビュー上でもできるようになりました。
MAGNETTM Collage Webへのアップロードで画像サイズ選択
MAGNETTM Collage Webへのデータのアップロードの際、Ver.1.6以前では、4096×2048サイズより大きい画像は4096×2048サイズに変換してからアップロードを行っていました。Ver.2.0では、フル解像度のままアップロードできるようになりました。